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更年期なマノン・レスコー

ときめきが動悸に変わる更年期・・

という川柳を生徒が教えてくれたんだが、なにかイミフなトキメキがやけに続いたので、うっかり順天堂(家から3分)など行ってしまったら、精密な心電図を取り、血液検査をし、超音波まで取っていただき(全部でちょこちょこ3日かかった)

 身体検査にここ3年も行っていない上に、ろくに風邪もひいておらず(正確には12月に一回熱出した。朝起きたら8度6分もあり、当然レッスンなんか休まないと、インフルだったらうつしてもいけないし・・でも断る間もなく、全6レッスンをやってしまったのだが ごめんこの日来た生徒のみなさん、でも「白熱」なレッスンでした?)レッスン中に熱は下がり、ポカリ飲んで寝たら翌日は普段以上に快調であった。インフルではなかったが。教訓、風邪は寝てても寝ていなくても時間がくれば治る。

 動いていないと死んでしまう回遊魚のように、非常に忙しいが、それでいいのかもしれない。全検査問題なし、少し血液検査に問題箇所があるので(どうせ酒)少し節酒して5月再検査、というつまらない宿題がでてしまった・・・3缶です、500ですか?いえ、350です(よなよなエールビールを愛飲)たいした量ではないですよね、ですよねー、でも2缶にするとか休肝日を作ったりして5月に・・などといわれたとたん、ストレスで4缶に。

 病院とは病気を作る場所なのである。

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 すっかりブログなども更新していなかったのは、6月の「リサイタル」に向けての練習に明け暮れてたからだが、今日マノン・レスコー兄弟の間抜けな2重唱を合わせていただき、そうだそうだよ、私はマノンのような「欲望」が非常に欠けていて、特に自分の外見に興味が乏しく、コスメとか洋服とか、まして宝石類に他のどんな女より興味が無い自信がある。

 風呂屋に行っても念入りに入って30分限界(家だと7分。小菅刑務所の入浴時間は15分だというので、その倍の時間入所者は何をしているのだろう。いや、この意見に賛同する生徒が(女子しかも美人)が少なくとも当教室には3人いて、自動体洗い機があったら100万でも出すと言っており、家電の新しいニーズではないでしょうか?つまり、三種の神器など売ってても儲かりまへんで、当ったり前田の消費から「変態」な消費へ。当教室などもそこです、そこ)

 で、その風呂屋において、他の元女のおばあさんたちのコスメっぷりって、あがった後もあれやこれや塗り込んでいるではないか。私はそのまま帰る、いや、こんなこと自慢しててもしょうがないので、特にIn quelle に入る手前のGes音が「いやらしい女の気持ち」がないとうたえない。それを「いやらしい」と取るのは私の勝手だが、修道女アンジェリカじゃないんだから。

 こういう「女が希薄」なところに寄宿して、無いものは外注しているししろー、憎たらしい感じではあるが、この人の方がよほどマノン・レスコー、んで、今日も、このあほくさい人物ばかり出てくるオペラ「マノン・レスコー」の中で案外まともなのは、パトロン、ジェロントではないか?という意見に深く納得、常に寄生する側より寄生される側が「健康」である。

 午後、反省して半年ぶりに美容院に行く。歯医者の次に嫌いだが、ホウツキさん来ると好きに出来て、ロンドン・ヴィダル・サッスーン仕込みの腕が使えて燃えてしまう美容師さんが、後ろを刈り上げたがっていたので、私も風呂屋のドライヤーは3分20円なので、それは願ったりかなったりで、そうしてもらったが、マノン冒頭の髪の毛をいじって、このカールはうまく行かないだのなんだの言うシーンは、ムリです・・。


 月曜の午後は、至極どーでもいい服を来て東大の本屋で買った本を構内の学食で読むのが至福で、たまにこれ打ったりしてるが、今日から息子が本郷に遡上したので、もう校門入ったところから緊張。気がつけばよく似たような子どもがたくさん。ひやひやする。会いたくねえなあ、お友達の手前ということもあるだろうし、さっきから学食に人が入ってくる度見ちゃうが、みんな一様に似ている。これがイカ東というものなのか。

 ここに来ると私は自分のハタチを取り戻せる。どうとも結論の出ない物事を永遠に考えている自分である。


 端的にいえば、内向的で自省壁、自信がなく人前に出るのが億劫、引っ込み思案で外に出るのも億劫な私がですよ、声楽などという気でも狂ったかのような絶叫に頭のおかしい登場人物を演じるってさ、気が遠くなるような行為なんだが、

 逆に音から少し察することが出来る。「その音」を出してみて「そうなる」という事だけを頼りにやっていると思う。そのときの体の多元性が楽しいではないか。

 だからほとんどの人は声楽なんか向いていないし、少なくとも声楽のレッスン代を自分で捻出できる者は、たぶん「声楽」は出来ない。でもレッスン代を払えない人は「パトロン」でもいないかぎりレッスンは継続できないし、第一そっち側にいるなら「声楽」はいらないだろうよ、

 けどさ、「その体がその体である謂われはない」というような事を考える、人生の「有限性」の否定、私はハタチのころそうであった通り、今でも革命戦士である・・

だから私は家族だとか国家だとか懐疑的なのさ。ここまで向いてないことを突き詰めてみたら、きっとわかるよ。

わかりやすい、むいている、ふるさと、ナンセンス!!

 

 更年期なマノン・レスコーは考える。刈り上げた頭で考える。

これではないものが「あった」と彼女は言うが、その体の感覚こそやばいんだよ、体の感覚に頼ると最後砂漠で水を求めて死ぬと言う話なのですよ。

 あなたを「あなた」が生きないために、『「あなた」の(:ホウツキ補足)、精神など窒息させてしまえ』(ジュール・ルナール「にんじん})



 

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