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ラクーアで3

やはり自宅以外のパソコンというのは使いにくく、ホウツキは宝(たから)(つき)と入れねばならず、家だと子どもが設定してくれた「お気に入り」で出てくるのにですよ

そうしたら「宝槻徹」という人がヒットした、これは私の異母兄弟です、2チャンでたたかれるに値する人物で、子どもたち3兄弟は優秀なことに京都大という説明だが。

だがこの兄がどんなに落ちぶれようとも私は小学生のときお兄ちゃんが来るのをどんなに楽しみにしてたことだろう

美 代子いいか、で始まる話はどれもこれも面白かったし、当時北習志野にあったうちの「遊ばせてた」家(そこに浪人中の兄は住んでいた。3浪はしてた。大学も 8年は行ってた。大学で一回結婚して離婚してる)の隣は哲学者木田元のうちだったのだが、木田先生と仲良くなって、哲学かぶれになった兄からいろいろな 「哲学教義」を聞かされ、ルソーの教えをを履き違えたかのような野生児だった木田先生のお子様2兄弟と海水浴に行ったときは気の弱い私は海で意地悪され死 ぬかと思った・・・

プラトン学園という塾(なんて名前だ)は高校生になった私がそれでもなにか寂しくなると立ち寄ってた兄の経営していた 三鷹にあった塾だが、塾の子どもたちは本当に目を輝かせなかなか帰らなかったものです。洗脳力のようなものはあるんですね、それはホウツキの血かもしれな い。

つまんないですよ、「まじめ」なお父さんとお母さんのいる「家」は。公務員になれば安泰だとか早くいい人と結婚しろとか。でもそれも わかりますよ。親は安心したいんです。子どもの悲しい姿は見たくない、でもです、そんなものは絵に描いた餅だって。生きてるってそんなことじゃない。生き ろ、堕ちよ、です。

「プラトン学園」はそのまま本になってます。奥泉光氏が書いているのだが、彼は当時兄の大学の同級生で、プラトン学園 で国語の先生をしていた、すごくソフトでナイーヴな感じの人だったけど、そこから足を洗った後芥川賞を取った。よほど兄がいやだったんであろう、そこでの 「思い」を昇華させ「文学」にしたことは天晴れである

どうしてるかな徹、もう一生会いたくもないが、そろそろデッドエンドか?

でもあんたの持ってた「自由」な考えは確かに人を「楽」にしたね。

美代子いいか。そんなところで悩んでるなんてナンセンスだ、世界は君の前に開かれている、すべては思うままだ

と、でもおにいちゃん、それは本当だった。最近わかるようになったよ。これ見てたら元気でね、でも連絡とかいらないから。

美代子も元気です

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