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ピアノ

 毎日うたの練習をしていると、あ、ここだよなあ、歌い易いし体楽だしという場所が見つかるが、朝一番からそういういいポジションに入れない。

 でも朝練習しないとする時が無いので、早く起きたらいいのだろうか。6時前には起きているが、寒くてなかなか布団から出られない。

 毎朝、なんとなくピアノを弾くことから始める。

前回のショパンコンクールの優勝者の韓国人(名前わすれました)の演奏が素晴らしく、もうここ最近西洋人より東洋人だが、確実で、スケールがあった上で、恣意的演奏をしないこの人を聞いてしまうと、「なんかしてる演奏」が鼻について聴けない。

千原ジュニアという人に似てるが、西洋人にとってこの人が韓国人だか日本人だか中国人だかわからないだろう。

西洋文化への憧れというようなものが東洋人にはあり、私などの時代は音楽といったら国内は演歌や歌謡曲しかないから、絶対洋楽を聞いたものだし、高度経済成長真っ只中で育った私たちにとって、洗濯機、テレビ、の後くらいにはピアノだったのである。

わけのわからないうちの親など、先生がレコードを聞かすと譜を読まなくなるなどというものだから、断固バイエルのレコードは終わった曲しか聞かせてもらえず、引っ越しのたびに、ピアノに傷がついただの騒いだが、ピアノなんか消耗品なんだから開けっぱなしにしていつでも弾けたほうがいい。

でも時代が進み、生活も良くなったはずなのに、最近ピアノは売れないのである。みんな家電ピアノを買ってきてしまうが、それはピアノじゃないから、それでピアノは習えない、といってるのに、ピアニストにさせるわけじゃないなどと屁理屈を言うが、そんなもんなれっこないが、ピアノ買ってくれよ。木の音、倍音、タッチによって、気分によって、生き方によって変わる音。

ショパンコンクール見に行きたくなる。5年にいっぺんで、今年その年だが、思えばもう一生のうちに3回くらいしか無いのか。予選から全部見たいし。日本人結構行ってるよね。

 ピアノという楽器、ショパンという作曲者、もう奇跡というか人間どうかしてるというか、かたやいつまでも不毛な戦争をやめられなかったり、素晴らしくかつどうしょうもない。

 ショパンの曲の行間から漏れてくるのは、どこまでも憂鬱なアンニュイな、あるいはデカダンなため息のような嘆きというか、いやそれが長く、絶え間なく、しかし非常に力強く、ピアニストはその暴力的とも言えるような長い嘆きを弾ききらなければならないが、しばしば顔が歪むのは、辛いからではなく、その信じられないような(何百回弾こうが)美しさに体が耐え難くなるからなのだ。

 当然わかりきった音列であるのに、引き込まれて失神しそうになる。

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 ボケ防止で一年半くらい前からまたピアノのレッスンに通っているが、今更驚くようなことが多く、いつまでも何にもわかってない自分にも驚きを隠せない。

 

 

 

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