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家庭教育の隘路

 引き裂かれる母親、いや、大げさである。日本は地震台風などの自然災害の多い地域である枷はあるものの(いっちゃそれはもうどうしようもない、それを言っても始まらないし終わりだみたいな類の・・独特の諦観はここ由来だろうけど、それもまあいい味出してるではないか日本、競争とかグローバルがそんなの関係ないことになっている源泉はここだろうよ。福島で汚染水ダダ漏れでいきなり世界デビューしてしまったが、やはり地球は一つだし、海はどこまでも続いていることを思い知るの巻)

 母親の話だった、「かつて」母親であった私は考える。日本はそれほど「大変」な国ではない、少子化は進むばかりだが、ぜひ3、4人出来れば無造作に子供など作ってみてはどうだろう?父親がみんな違っていても誰だかわからなくてもいいではないか、「厳選」された誰かと作ったところで、遺伝子の法則は余人には計り知れない、どんな子どもが出来るかは、これはたぶんなんかの左翼雑誌で読んだはなしだが、一人生んで箱に入れ、誰だかわからない一人が出てきてそれを育てる・・みたいな。そんな「賭」だからこそ楽しいのではないか。「予定」されたものはつまらない。そして私たち全員に確実に「予定」されているのは「死」だけである。

「「家庭教育」の隘路」本田由紀 勁草書房

本田由紀は最近流行の社会学者である。
統計からしつこく考える社会科学的手法が見事。ああ、統計が全く読めないから「総論」しかわからないと言う私の頭も困ったものだ、
マミーの仕事で行った「南町田」に行く際の東急線内で見た親子が強烈だったので、帰り神保町で本屋に飛び込む。なんか「まとめて」ほしかった。ああいう親子を、「言葉で」。

 神経症的な怒り方がしつこかったのと、母親がとてもきちんとして(隙がない感じ、きっと私の知らないブランドものなど持っている様子、でも頭悪そうだけど基本的に)いや、いきなり怒鳴りつけたり殴ったりするようなドキュンな母は西新井でお馴染みだし、それは私にはそんなに「嫌」なものではないんだ、ただ、この新興住宅地(郊外、高級だと思っている多分住んでいる人たちは)に出没した高級ドキュンに見とれしまった

お利口な感じの坊やは雨の中に捨てられた子犬のような目をしていたが、こんな「日常」なんだろうか?
 早く中学生にでもなって力つけてこんな母ちゃんをババアと呼び捨てられるまでになっておくれ、寺山修司はどこかで家を捨てろ、母を殺せと言っていたよ、母と言うものはそういう存在である、子を作るとは決定的なんだよ、いつか「殺される」ような行為であることを理解せよ、ではあるが、母は決して子どもの「ご飯」を食べてはいけない。龍の子太郎のような「立派」な子どもを作ってはいけない、これが母親になる基本の基本であると私は理解しているので、でも子どもの「ご飯」を食べちゃう親は多いのよ。

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閑話休題1

マミーシンガーズの躍進はもうすばらしいことになっているんだが、6の仕事に対し200校から応募がある、今度行く南町田はお母さんたちが綺麗なので、やはり生活水準が高いと思われる。お母さん美人係数はエンゲル係数のように生活レヴェルの指標ですね

閑話休題2

昨日夜の発表会はすごかったです。

どんな人もうたえるようにする、というのが私の「仕事」ですが、

それは難しい。声楽が難しいからじゃない。後ろあける上げる勇気と下から言う勇気とそれを見せる自己顕示欲がある、という状態は「まとも」なことじゃないから、良家の子女にあえてそんなことさせるのがムズカシイ

うたへの距離はその人の「やましい情熱」への距離なので、それがどこに仕舞いこんだかわからなくなっているなら、そこら辺を片付けることから始めなくてはならない。

そしてその探求が探してる人が楽しみじゃないと続かない、それを無いことにして一生終えようという考え方もありますよね。再開した後楽園のジェットコースターから激しい悲鳴が聞こえる立地に住んでますが、1000円くらいで出来るのであれに乗るのも良いと思います。練習いらないし。でも最近生徒が言ってたんだが、泡盛飲んでディズニーランドのなんとかマウンテンに乗るより声楽の本番のほうが怖い、という話です。

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 子どもを育てるのは難しい。それはこの子育てが出来やすい日本においての、いや多くの食うに困らない「先進国」のお腹いっぱいさんたちの難しさである。

なぜなら腹が満ちれば「言葉」がいるだろうから。それはそれほどまでには手に入るものではないのである。

 「きちんとした子ども」に育てるという「きちんと」に対する母親のプレッシャーはどこからくるのか。言葉がぼんやりとしか解析されていないことから来るのだろう。

 時代は勉強だけ出来る子を求めていないかもしれないと言う予感、空気読める子どもじゃなきゃ、社会性がないと引きこもるかもしれないじゃないですか、挫折しちゃわないような、いや、でもやはり大学でてなきゃ就労状況の悪化するばかりの日本でブラック企業に勤めちゃうかもしれないし、そうするとゆとりな公教育はだめですかね?塾?いや、勉強ばかりじゃダメだって、じゃ水泳かな?体鍛えないと挫折しやすい子どもに、いや、ピアノでしょうか?教養なんかもないと、東大生のほとんどはピアノ習ってたって言うじゃないですか?あ、でもそんなにたくさん出来ないし、教育費だって青色天井じゃないですよ、お父さんマックで牛乳飲めないで水ゼロ円なんて、私働いてもいいですけど、子ども帰ってくる時間までには家に居たいし、実際お父さんは会社ばかりで家のことなんか頼めないんですよ、寂しい思いをさせたくないでしょ子どもに、トラウマになったら困りますよ、子どもにたいする犯罪も多いし、でも私はこうやっていつまで家で「待機」してたらいいのでしょうか?そうだ、でもグローバル化だから英語なんかやらないと、生きた英語ですよ、学校のじゃなくて。のびのび育てたいじゃないですか?でもしつけ無い子は社会性も育たないから締めるところは締めないと、それやってると絞め殺しちゃいそうそうだから、のびのびですよ、お友達とうまくやれないといじめにあうかもしれないし、でもあんまりバカだと生きていくスキルが、うちはサラリーマンで継ぐものもないのでやっぱり学歴でしょうか・・・

母は混乱しているのである。

ハイパーメリトクラシー。功績主義のその先。子どもに将来大きなパイを食わせたいと思うのが「ふつう」の母親だが、それはどうしたらいいのかがこんなにわかりにくくなっている時代は初めてなんである。長男は家を継いで親を食わせる、それ以外の子供は自分でなんか見つけて出て行く、それは親の経済状態で決まるから文句言わない。でもこつこつやれば格差の壁は越えられる「予感」があるかないか。

ない。なにがよくてなにがわるいのか。時代が難しい。

 多分一番正しい(と思われる)態度は「子どもと向き合わない」ことである。母親は常に前を向くこと、並んで立たない、先を行け、前とはあらゆる「獲物」の方向である。私たちは自分の「獲物」についてこそ考えないといけない。子どもやら家庭を「射程」に入れない。

その獲物を捕らえる「スピード」こそ今の母親に求められているものだと私は仮説を立てる。

君たちは私を追い越せるかな?いや、もうとっくに越されてるのかも知れませんが、かあさんは後方で落ち鮭なんか拾って喜んでいるのかもしれません

そして自然に「はぐれていくこと」が大事なんではないかな。そんな考えが今の母親をほっとさせてくれるなら幸いです。熊だってなんだってそういう風に小熊と暮らしているのだよね

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