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待つ

不眠でとうとう眠剤を使うようになってしまった。

子どもの受験で親がストレス、なんていうと教育ママな子どもにしか感心のない社会性のないバカ親のようであるが、我はこやつに今まで3回くらいしか勉強しようとは言わなかったし、良い大学でたら良い人生がある、なんてエポックを頭から信じられる位に牧歌的だったらどんなに人生楽だろうとは思っているが、本人が勉強好きである程度出来た場合、親はおろおろキビ団子を持たせてこちら側の岸で手を振っているしかないんである

おばあさんはこの2ヶ月ですっかりふけてしまいました。キビ団子を作るに際し、手を洗いすぎて水虫のようになってしまいました。えげつないR-1ヨーグルト購入をしていたらお一人2本制限になってしまうし、おじいさんは相変わらずボロ亀に乗って竜宮城。

自慢のようだが、桃太郎は早稲田の理工と慶応の経済に受かったので(すみません自慢です)そして早稲田は行かないにしても慶応はもったいないので止めておこう(金20万也明日支払い期限)と思うのだが、行く気のないところに金は出さないようにとのお達しなので、行きたいところの発表待ち。そこは5分な出来であるようでおばあさんの白髪は増えるばかりなんである。数学は2問しか解けなかった、その影響で2日目化学しくった、とかそれ以上聞きたくないわ。

でもやはり問題の質が圧倒的に素晴らしいということなので、そういう勉強ならもう一年やっても良いのかも知れない。大学名は大事だし良いに超したことないが、それは所詮真の学力をつける方便である。大学入ったら日米英会話学院だな。姉も前の前の兄嫁も行ってたし。この困難な日本の未来を救うのはやはり君たちの「頭脳」であろうからさ。

 

不眠を利用してその辺にあるものを読んでいた2ヶ月であったが、文芸春秋には今回芥川賞受賞の「ab さんご」が載っており、何年もかけて書いたという力作なんだそうだが、どうにも許せないほど難解で退屈。ひらがなを漢字に変換しながら読むのが確かにだんだん速くなるが、「文学はおしるこである」(太宰)のではないのか?一生懸命食べる食べ物にカニがあるが(私は飲みながらだとめんどくさいからカニカマでいい)それは苦労の末にカニが出てくるからがんばれるのであって、苦労して読んで作者の歪な顕示欲を見せられ。

いいかげんにさらせ、と叫んだ先に「ペコロス母に会いに行く」という漫画が紹介されており、こちらは泣けた。早速25万部も売れている単行本を買ってくれば、さらに泣けた。介護を文学にまで昇華させた、なんていっても良いし、べつに「文学」であることなんか屁でもないが、読み物として成立していること、独特の視点があること、人を救おうという意志がどこかにあること、が私の「文学」の定義である、というだけではあるが

でもさ、いったい誰が「難解」だったろう?ドストやチェーホフやトーマスマンが時代や下手な訳をも越えて今尚読みやすく「今の私の真実」にコミットできるのは何故だろう?読みにくいのはもう始めからペケである。「わからせよう、しらせよう、どうにかしよう」のおせっかいが過剰に売るほどあること、それを売買できるほど溢れかえったらそれを拾って「ふん、文学」ってことではないかね?

決して「文学」が褒められない理由は「真実」は犯罪に近いし、それをプロパガンダする罪

だが、それは「見てはいけない裏のどぶ川」ではない。またそこに落ちる人々は運の悪いフシアワセな人々ではない、生きるとは生きるに値することなのだと「文学」は教えてくれます、

 

お母さんもお疲れでした

先週合唱ドルチェの帰りに何人かにそう声をかけられ、泣いちゃうかと思ったよ。みんな受験では縁の下の力持ちやってきた人たちだもんなあ。受験でお母さんはぜったい子どもを支える存在、自分なんか褒められないし、「私」なんかいらない。

総じてお母さんの役割を一つだけ挙げるなら「待つ」ことである

10月10日を待つ、首すわり、ハイハイ、言葉、入園、入学、そのあいだに何千回の「おかえり」を言っただろう?

突き詰めれば「おかえり」が言えれば母は幸せである。

でも私はその間に自己顕示欲を涵養する修行をしないと喰えないんである。そこが一番つらいかなあ。かあさんは受験終わったら廃業させていただくと子らに云っているが、それはご飯を作らない、掃除をしない、なんてことではなく、もう待たない、ってことかなあ。自分の「成果」だけを待っている生活の気楽さ。

でもそれってどうよ?3文安くねえ?

 

 

 

 

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