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挫折と再生を一秒でやる呼吸

 いやはや、謹賀新年から1ヶ月もたってしまいました

皆様いかがお過ごしでしょうか?今日も楽しくもない会社に出勤ご苦労様です。日本経済発展のため励んでください、しかしこんなに働いても、わが国はギリシャ並みの赤字国だっていうじゃなーい?なにか「やり方」が違うんではないでしょうか?考え方が変とか?

確実に云えるのは、みんな体が「変」

先週センター試験がありましてね、うちの愚息(すみません謙遜です)も受けたわけですよ。

しかし8万人も受ける試験だっていうけど、こんなんで真の学力は測れない、などという気もないんだが、その後のセンターリサーチなるものは一大産業になっておりましてね、河合、代ゼミ、駿台、東進、ベネッセが恐ろしいほど綿密なデータを提示してくるんです。しかし毎年あしきり点なんか15点もプラマイがあるって言うシロモンで、ばっかじゃないの、大学に入るなんてことは通過点なんだからその先何をして人の役に立ちたいか?という事だけ考えてれば人生なんか終われるよ。役に立つ具合で収入も決まるよ。データなんか何になるんだ?リサーチに基づいて志望校を変えたりするなよ臆病者め。

日本では大学進学は家族の一大イヴェントになってるんだねーとイタリア語の先生は観光者の立場で言うが、ゲイシャ・フジヤマ・ジュケン、いや、そういう路線に見事に乗ってしまっている私なんだが・・・

乗ってしまっているので、先々週からかなり体が不調でしてね、体が変だったわけです

そこで発見。いや、そんなことはわかっていることだが、うたをうたうと気分が変わる。なのでセンター試験前はかなりな練習量、私が。どうしてうたうと気分が良いかについて今回はすこし考えてみたんだが、それは呼吸であることは確かだが、ため息をつくと体は楽になる、そのため息のポイントはうたの呼吸の緩めるところと同じだから、つまりうたはいつもため息のポイントを緩めて息を吸って頭部はあくびの状態・・・人間としてどうよ?な弛緩ぶり、これやってたら「精神」は少なくとも大丈夫だわ。へこたれない精神とは弛緩しきった体に宿るのである

それで教室やら合唱やらで皆さんにため息を教えてみたんだが、変。緩みが足りない一様に。今まで拝見した中で一番うまかったのは愚息(すみません謙遜です)である。ため息がうまい18歳、というのもどうよ、であるが。

弛緩させられないからだを良くないと思えるくらいにはうたをやろうとする人たちはセンスが良いので、しかしまた弛緩しないからだを形成するような「優秀」な頭を持っている人が多く、そう、それこそがこの国の問題なんではないかなあ、話しでかいぞ先生

ため息をつこう、固い体を固い考え方を「まじめ」と言い換えるロジックには「臆病」が入ってないか検証してくれないか?

そういう「まじめ」は周囲に連鎖するが、特に上司や親など支配者にあると最悪。人の弛緩を許さないから(それは嫉妬だね)

そんな人が大きく息を吸っても無駄。ため息ポイントが緩んでないと息なんか入りませんね。酸欠ぎみな朦朧とした「まじめ人間」が日本をダメにしてるんではないでしょうかね?日本をとれもろす!(と聞こえる。アベチャン大丈夫かロレツは?)

こんな与太噺、まじめに読んでくださってありがとう

ぜひここでため息を一つ。

だいたい学校の前へ習え、休め、の休めの姿勢はまったく休まらない、腕を後ろに組むと背中が緩まないので息が制限されます。その上胸なんか張ると最悪。管理教育下において息を自由にさせない政策だろうが、そういうところが一番この国のダメーなところなんだな、弛緩しないと何にも良いことは出来ない。息もしないで勉強なんかしてもそれは良い仕事に結びつかない。

だから「ゆとり」だったんだろうが、それはあまりに変な解決策、勉強しないのはダメじゃないか?どんなジャンルでもバカは使えないではないか。つまり、弛緩してしっかり息を吸ってなおかつ勉学に励んだらいかがであろう?学生諸子。

弛緩した体と心を持っているから声楽やる人はデブが多いんですか?

という優秀な質問が生徒から挙がったが、そうかもね、だってうたは筋肉で出来るはずだからさ、デブな必要はないが、ネトレプコも太った。前はモデルのようだったが。

肩を落とし膝を折り思いっきりため息をついてみてください。3回やって、真にどうでも良くなったら 其処に息を入れなおして、挫折と再生を一秒でやろうというのが声楽の息の仕方ですね 頑張ろうとかプラス思考とか前だけ向いてとか明日に向かってとか、やめましょう息苦しいから。まずは弛緩しないと。

 

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