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更新するやり方を忘れてしまい、手間取ったほどです。

いやいやご無沙汰でございました。更新するやり方を忘れてしまい、さっきから悪戦苦闘してようやく入れました。

 リサイタル終わり、ここ一ヶ月生きた気もしないような追いつめ方をしていたんですが、やはり「リサイタル」というタイトルは重く、「秋に寄せて」とか「誰かとジョイント」とか「ほのぼのコンサート」「うた、オペラ・ア・ら・かると」「ビタミン元気・こんさーと」「みんなでふれあいよりあいなれあいコンサート」・・などなどなタイトルにしておけば良かった、とどれほど思ったことでしょう。

 リサイタルなんかやれる実力じゃない、というプレッシャー。でも短期間に2度もやってわかった、出るのは実力というより「味」だわ。一回目より自分でその出てくる「味」に慣れた、そしてみんなも慣れてくれたということならいずれは慣れ親しんだ味を求めて人が殺到ということになればなあ、である。つまんない定食屋だって固定ファンがいるではないか。

 太宰がどこかで、小説家は処女作を絶対超えられない、と言っている。

 教えてて言うのもなんだが、「はじめの声をそれほど人は超えない」
でもそれはピアノなんかも実はそうで、もちろん何も弾けないところから始めるわけだから、上達はしていくわけだけど、その「中身」はその人の「器」を決して超えない。いろいろな先生についてみたりコンクールに出てみたり、留学してみたりエトセトラだが、その人の持っているうまさのスケールって変わらないです。

 だから分を知れ、と言うようなことを言っているわけでもなく、だからこそ努力を惜しまないこと、そして突拍子もないが、そんな自分を好きになることなんですね。不断な努力はとことん自分を愛することからしか正しくは出来ない。

 ホウツキさんはどうして自分のうたにそんなに厳しいんですか?とコレペティに言われるが、私ほど自己愛の薄い人間も少ないだろう。愛された経験が少ないからか生きること全般に自信がないが、ことうたにかんしては劣等感しかない(算数の次、クロールの手前、きゅうりの先)

 しかし私はうたうのである。実は私はわたしの「うた」を熱愛しているのであった。

すごく良くね?

その密かで歪んだ愛がさ、「本番」だけ出せる悦び。ほとんど露出狂の感覚であろうか。本番であがるとか多少あるが、基本、本番だけでしか「うたえない」

 また来年も「やってしまう」ことだと思う。だんだんその「味」が浸透してきて、みんなが「それが食べたいなあ」と思ってくれるとうれしい。
一定のファン今3人くらいか?ホウツキ食堂。一番「うまい」と思っているのが実は自分。ピアニスト砂原さんが厨房に入ってくれるともう好きすぎてこわい。

 いや、今回みなさんにお世話になって多分100人弱くらいはいらっしゃってくれたんだと思います。プログラム100刷ったけど、残部が10くらいだったので。ありがとうございます。

 舞台全般に責任持ってくれた平山さんは、その場で的確な「キャバレー」の振りをつけてくれ、杉崎島川君たちが両方で支えてくれましたが、前からみると踊れない私の介護のようだったようですが、ここはお笑いポイントでした。ジョイントとは謳わなかったものの実際はこの両氏や、二期会の友人大河原さんや、生徒の松村君に何曲か手伝っていただき、大変助かりました。受付もししろー没後(死んだわけではない。家から没した)息子に頼んだんだが、手が回らないところ生徒のお客さんが手伝ってくれました。かたじけない。こんな場を借りて感謝大会。


 
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 進路のことを多少(いいのか?多少で、大学3年生)考え始めた息子が、かあちゃんは好きなこと仕事にしてていいなあ、というから、ちょっとそこに座りなさい

そんなことではありません。

お母さんは怖くなるほど苦手なものの中に自分の愛を見つけ、磨き続けてきましたが(たいして光らないかどうかはほっといてほしいわ)しかし今現在喉を閉め、閉じまくっている体から絞り出すような声を出し、いきなり声楽をやりたいオペラをうたいたいという無体な欲求を持つが、童謡一つうたう勇気もない多くの人々に「すべての者にうたう権利憲章」を読み上げ、その声をそしてあなた自身を愛してほしい、という「思い」を売っているんですよ。それは多分私にしかできない「仕事」です。

 仕事にやり方も流通も要領もエントリーシートもへったくれもありません。あなたの愛を惜しげもなく売りなさい。

「けちじゃないよ、ぐりとぐら、ごちそうするから待っていて」(絵本「ぐりとぐら」より)を毎晩読み聞かせしたじゃないですか。

「仕事」とは収支を合わせないこと。決して収支を計算しないこと、死ぬまで愛を売ることです。ごちそうすることが君のごちそうになりますように。ぜひ「灯台」まで行ったんだからうまい定食屋を目指してください。
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母親が介護が必要な人に突然なったが、ししろーは没したし、人手が足りないし、リサイタルはあるしでどうしよう、だったが、リサイタルやったので、「それ以外のことは」適当にやってたからやれたよなあ。つまりその人に「神」さえいれば、育児や介護や消費や病気にまみれないで生きていけるってことだとよくわかった。私の信仰はうたなのである、としみじみ思い知るエピソードであった

 もうすぐ退院するが、入院時一時パニックでぼけかけてたが、今は元に戻った。もともと少し「そんな人」だったし。すこしケバい看護婦さんを「ホステスさん」と呼んだりしてるが(嫌みではなく)地味な人は「看護婦さん」と正確に呼び分けている。

 母はほぼ私の歳くらいから、年金貰って「老後」にしてたわけだが、そこで演じてたのは「俳句、体操、絵手紙、お友達、カラオケ、旅行」などなど「ヒマじゃない」し「充実」「元気」つまり楽しい幸せなワタシ、だった。

一回の骨折で2週間ほぼ寝たきり(「元気体操」に行こうとして転んだ)介護状態。回復までに一ヶ月。今後は要介護度アップ。

 やはりそんなもんじゃないんだね、生きるって。シアワセも充実もくそくらえだよ。生きていることは辛いことだ、戦いだ、葛藤だ、場外乱闘だ。何故か?死ぬまでの愛の追求だからだよ。

それは死ぬまで自分の食い扶持を補給しなければ生きられない「ふつうの生き物」なら全てが神から与えられる試練と報酬、と言い変えても良いと思う。解らなくなる、わかりにくくなる、社会保障がイケナイが、人はヒトにはもう戻れない。この「シアワセ」の中に再度苦悩と救済と神をみつける困難。

 そういう意味では母親は「生き返った」ように私には見える。シアワセ、イキイキを演じなくてよくなったから肩の荷がおりたんではないかな?もう何にも楽しくないところから何かを見つけてほしいと思う。夕べに死すとも可哉ななんかを。

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ししろー没。

しかしこの人に「きちんとしろ」と言ってきたのか。ウナギに犬になれくらいな命令だったかもな。
でも「きちんとしない」とはこういうことなのか?
老後資金の計算して、ちんけな家買ってローンの計算なんかされたらがっかりだが、そのアントニムが「ホステスさんと遊ぶ」とは面妖な。

 でも昨日久しぶりに会ったが、どうしても嫌いになれないなあ。フウフとしてもダンナとしてもだめだったが、最高の友人になれたらいい。

もともとそんな風に遊んでいて、それもなんだから「結婚」してひまだから「こども」作ってみて一人じゃかわいそうだと公園ママ友みんなが言うから2人目つくってみて、全部一緒に遊んでたかったからあとづけでやってきたといえばそういうことだった。でも私はちゃんとやったよ。ご飯はほぼ全て手作り、掃除も良くやったし、音大東大の学費も出し、生活費も君よりは出し、そういうの向き不向きがあるよね。君は家庭が向いていないというより、

うなぎ犬であった。
海だか川だかに返してあげよう。

 私が甘やかしちゃったかね、ごめんなさい。実力があるもんでつい発揮してしまったが、女の実力とは家庭においてはだめでもあほでも男を立てる、ウナギであっても「あなたは犬である」と言い続けること。

 女はもろ肌脱がないことなんだろうなあ。出来ない、っていわれて真に受けず「やってね」を言えなくちゃ。ヨッシャ出来ないならワイがやったる!って田中角栄じゃないんだから。でもそんなに悪くなかったよね?私たち。私は少なくとも「楽しかった」がね。実力ないからジェンダー使う「前時代的女」なんかダサいじゃんよ。

人生はステージだ。見る前に飛べ、飛ぶ前に見るな。うまくやることなんか考えるな、やれ。やったものだけが終われる。で、次の幕が開く。
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これから菊水湯なくなっちゃったから、富士見湯。小学校の統廃合、基本的にだめだと思うけど。犬がここまでがテリトリーと感じるところがあるように、こどもにもあるし、老人にもあるし、私にもある。それが壊れてこう「グローバル化」されてもさ。真砂地区と千石と春日と小石川では文化が違う。

 理想をもって力こぶ握っている人に、ほらほら帯がほどけてますよ、などとシラケタこと言わないように、と太宰は言っているね。私は含羞を持ちつつ「先に」行くからね。

 次回リサイタルチラシは選挙ポスターのように、朝鮮ブルーをバックに人差し指で虚空を指しながらのウソ写真に「愛」と墨書きを入れて貰おう。

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