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結婚しよう2

 いっぱいブログを更新するように言われているのでしてるんだが、こんなこと趣味にしてる声楽家はダメだと思いつつ、家族関係の社会学書籍を読む趣味がやめられない。昨日はジャズピアノ習いに行った帰りについつい東大の学食で2時間も山田昌弘を読んでしまい(壮大な「ドン・カルロ」学習計画は初日から頓挫)おまけに東大生協書籍部でもう一冊買ってしまい(ここの品揃えは知ってる限り社会学に関して最高)しかし東大生、絶対帽子マスク率低い。そういう「弱い人が頼りがちなアイテム」に頼らなくてもいいんだろうが(もっと行けば入れ墨だったり顔面ピアスだったりするんだろうけど、そこまで行く勇気もないのに、なんかコホコホみたいなのが私は一番しみったれてて嫌いであるね)
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 東大生きっと風邪もひきにくいんだろうよ。風邪に頼る、という状態の人々っているよね。病気が仕事みたいな。アスペって風邪ひきにくいと私は思ってるが、その辺の事情もあるのかもしれない。共感性が低いと病気になりにくいとかいう統計はないのか。いや、軟口蓋がむやみに上がっているのかもしれない。それ下がるとダメダメ親和性の渦になる。私は下がっている人間だと思いながら頭おかしいくらいに上げないと出来ない声楽をやっている。それは「修行」であり、最近は思う、だからこそ「できる仕事もある」。私は私のできる仕事を死ぬまで誠実に遂行しようと思っている、「出来ないことがよくわかってきた」というのが最近の成果である、もうタイムアップな部分とできることの毎日のせめぎあいであるね。本読んでる場合ではないのである。
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 片働きになってしまった我が家なので、消費を控えてたわけだが、昨日コールドルチェのピアニストが東京音大の助手になれたお祝い飲み会にプレゼントを上野松坂屋(自転車で行けるので)に買いに行ったんだが、私のほとんど唯一の服買いたいポイント、4階イナバヨシエ・レキップショップに行ったら、あれやこれやで20万も消費してしまった。
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 私はバブルのころ大学生だったので、母親に1万以下のスカートとか「安物買いの銭失い」なのでやめなさい、ときつく言い渡されていた。で、稼げもしないのに父親の金で銀座の阪急(昔のほうの)でいい服買ってもらったりしてたが、別に似合いもせず(いや、似合わないんだからいいもの着ましょうということか)で何がしたかったんだろう、うちの母親は。「安く見られてはいけない」というようなことだったと思うが、私にとってはどうでもいいことだった。私は当時(も今もだが)ピアノが下手なことを一番気にかけてたので。
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 なんにもいらないからピアノがうまくなりたかった。そしてそれは理不尽な言い分なのは重々承知だが、この母親にもう少し「知見」があれれば、私のピアノはもう少しましになっていただろう、例えば3歳から「桐朋学園子供のための音楽教室」に入れてくれるとか。「安く」ならなくなるってそういうことさ、金で買えるような買えないようなその先を「買ってくれない」なら西新井アリオで駄々をこねてひっくり返って泣き叫ぶ子どものように、私は永遠に「買ってもらえなかったこと」に腹を立てている、こら。誰か叱ってください。
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 しかし「階層」を何段階も自分一人の器量と力量で上がってきた私の母親はそれはそれで「哲学」を持っており(「顔と金の交換」と社会学者小倉千加子が言ってる)その捨て身の上昇志向はあっぱれである。今でも爪は爪切りで切らない、なんかやすりみたいなものできれいにしている。朝は顔を洗い、化粧から始める(ちなみに私は年に15回くらいしか化粧をしない)居汚い女というのから一番遠い、家の中も潔癖なまでにキレイ、日中ごろごろしない(私はゴロゴロしかしてない)そう、昔のめかけのような「女」を職業とする人、なのであった。
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 無職者を食客として抱えるというジェンダー史上最大の難行を成し遂げようとしている(結構私の周りに入るが)いや、男の皆さんはフツウやっている専業主婦と暮らすということだが、ほんとにビヨンド・ジェンダー、それ「失敗だった」ととらえてる私がいる限りダメだろう。私はこの生活を「成功」させて、そこに旗を立てて帰って(どこへ)来たいのである。そこで地球は青かったくらいのことはいいたい。そして後進の皆さんにぜひ新しい「女の生き方」を提案したい、夢は大きいのである。私たちは捨て石であった、「主婦」は幸せにはなれない。進んでいく「体」はだれも止められないからである。だがまずいことに「気持ち」は止められる、「意志の力」で。女はそういうところ強いのである。
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でもそこで「それ(意志の力)」使わない提案をできたらなあ。今家族は混迷の時代である。この先の「言葉」を時代は待っているのである。
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 待っていてほしい、私はきっとこの「結婚」の意味を本当に知るときが来ると思う。
一言でいうならわたしの「臨界」であったなあ。でも若い君たち、人生は除染でも冷却でもなく、爆発だよ!
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