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85歳ですごくうまい生徒がやってきましたの巻

 うたは体の持っていき方なので、体がわからないとうまくならないし、逆に練習しなくてももって行き方がわかるとすっと出来たりする。ピアノと違うので、指の鍛錬のようなものがない。
ゆえに楽器買わなくてもいいし(そんなことほかの器楽ではありえないし、指の練習が大変だからクラシックの人は練習ばっかりしているし、ピアノとヴァイオリンは小さいころから「正しく」やらないとうまくならないし)
うたは大変安易で簡単なジャンルです、ヴァイオリンなんかうまくなると本体価格1000万、弓300万、今なら松脂くらいお付けします、くらいなものを高校生でも持っている。
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 いや、しかしその体が問題なわけで、しかし固いというか自分がわかんないというか、どうやって今まで生きて来たんだろう?くらいな不可思議な体の人は多く来ます。
今から5年くらい前に、すごく「まじめ」で熱心だった生徒が2年くらい通って(週に何回も針治療に行かないと働けない人だったなあ)突然「わかんないわかんない!」と叫びだしたのは驚いた。うちに来ている整体師の生徒に言わせると、そこが、人が体のエッジを曲がるポイントで、「わからないことがはじめて分かった瞬間」だそうなんだけど、怖かった。人格が外れる、というような瞬間を見たような気がする。
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 いや、教室はいろんな面白い人(独特)がやってきて、私はこの仕事しててよかったと思う。主婦で子ども二人、なんていうと「正しい枠」のような勘違いで世間を狭くしがちだが、それはたかだか1955年から1974年までの勘違いであるし、その「成功した」高度成長と核家族モデルは極めて特殊なことだったんだよ。しかしまだ引きずってないかい、そのモデルを自己目的化してしまうのは生きにくくする元だが、東京で言うと川一本越える度にそれは強く、仙台なんか行ってみ、同じような一軒家が並び、車一台、同じような価値観とみんな同じ同じが「正しい」という同調圧力、子供は馬鹿でもチョン(差別用語でした)でも2人なんだよね、広いんだから10人くらいいてもいいのに。同じが大事だからね。自分のルールで生きよう。川向こうの人々、あるいは川のこっちでも息苦しいと思っている人におすすめ図書。「迷走する家族」山田昌弘著 有斐閣
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 そういう同調圧力だとか、それやこれやで体は固まるんだろうが、これは容易にほどけない。人のことを言うのが教育という仕事だが、自分はやはり自分のトレーナーがつかないとわからない。
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 いや、しかしだ、すごい人がいっぱい来る教室だが、おととい、もうこれは驚異の85歳。
おばあさんなのに歩けてうたえてぼけてなくて、というレヴェルではない。ほんとにうまいの。合唱やってるだけという話だが、娘が(娘は2年くらい前からうちの生徒)習ってると聞き、悔しくなって来た、ということなんだが、
ほんとにうまかった。発表会にでも出るように強く勧めたが、恥ずかしがりだから無理、と言われたので、辛抱強く説得していく。すごくまろやかなメゾ的声。なぜかCaro mio ben などさらりとうたえるが、イタリア語の捌きがうまいのはなぜ?耳がいいのか?膝が少し悪い、というが、すべてに柔軟。
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 世の中の85歳!!(うちの母が85だが)ぼけてる場合ではない!!

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